正月気分もスッカリ抜けた1月10日、
恒例の福男選びが開催されました。
今年はどんなドラマがあったの
でしょうか?……
その前に…
●福男ってなに?●
毎年、1月10日(十日えびす)に執行され
る、西宮神社(兵庫県西宮市)の
「十日戎開門神事福男選び」
で本殿参拝に一番乗りをした男性に
与えられる称号です。
1940年頃より行われています。
そのいわれは、
鎌倉時代、十日戎の朝、信者たちが
参拝一番乗りしようと自宅から神社へと
走ったのが起源とされています。
現在のように「門前に集まり開門を
待つ」ようになったのは、江戸時代に
入ってからだそうです。
門から本殿までの230メートル、時間にして
わずか30秒の戦いに、5000人が参加
されました。
●2019年の福男は誰?●
「ワイドナショー」の番組企画で、5年前から
元Jリーガー前園真聖さんが挑戦していました。
運動能力、くじ運を元に選ばれた15名で
チーム前園を結成。
走りが速いも重要ですが、スタートラインの
位置を決めるくじも重要な要素です。
15人中1人がAブロック4番、つまり最前列
左から4番目の位置をひきました。
福男になる最も良い位置が前列2列目以内
なので、たいへんな当たりくじ。
その結果……Aブロック4番をひいた
ピン芸人伊丹祐貴さんがスタートで少し
出遅れましたが、すぐに2番目をキープし
そのままゴール!
見事に二番福を獲得!!
番組悲願の「福男」となりました。
1番福は山本優希さん(22歳)消防士。
2番福は伊丹祐貴さん(30歳)芸人。
3番福は玉暉活也さん(23歳)フリーター。
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ニュース映像などをよく見ると、ゴールの
ほんの少し手前で伊丹さんを抜きそうな人が
こけていました。もしその人がこけていな
かったら、あるいは巻き添えを食ってこけて
いたら、伊丹さんの2番福はなかったわけ
ですよね。ここにも強運を持っていたんで
すね。本当におめでとうございました!
●伊丹祐貴さんって?●
福男でがぜん注目を浴びているこの方…
伊丹祐貴さんって何者なのでしょうか?
この方は、吉本の芸人さんです。
1988年9月20日生まれ、西宮市出身
NSC大阪の33期生。昨年、M-1最年少
グランプリを獲得した霜降り明星の粗品
さんと同期で親友だそうです。
昨年の芸人としての収入はゼロで、大阪
市内の高級パン屋さんでアルバイトして
いるそうです。大阪経済大学卒業後、
芸人になり、いろいろ心配かけている
お母さんに最初に報告したいそうです。
高校時代に陸上部に所属し、400m
リレーで全国大会に出場経験があった
ようなので、その俊足が今回役だった
わけですね。
●どんなネタ?●
ピン芸人だそうですが、ネタは
どんなんでしょう?「ワイドナショー」
で披露されていましたね。
「何言っていただいても、陸上の投てきっぽく
物を投げれる。」と言うことで、
炊飯ジャー、指原さん、フジTVの球体、この
3つを投げましたが、どれも「ん?」と言う
周りの反応に、松本人志さんが
「福ってやっぱり使いはたすもんなんや。」
「からっからっになったんやな、
あの日で……」
と、こちらは2番福とは違い、残念な結果
でした。
福男さんは、自分ではなく周りの人たちに
福をくれるそうなので、本人の芸人として
の成功はいつくるのでしょうか?
今回、全国に名が知れ渡ったわけですから
このチャンスを生かして芸人としての
大活躍を期待したいですね。